和紙を軸にコットンやウールなど色々な素材をミックスして糸を作っていくと、色の表現が難しくなる。 糸にしてから染めると原料によっての染着差でムラが出やすいが、異素材の組み合わせならではの面白さは出る。 綿、ウールはそれぞれ… 続きを読む Garment dye

日常的に、長く愛用できるニットウェアの提供を掲げているわたしたち（筆者Bと糸制作を担当するO）にとって、春夏シーズンにおけるニットウェアの制作には難題が多い。 繊細なハイゲージのニットは素敵だけれど、わたしたちの考える“… 続きを読む Production for Spring/Summer

カシミヤにちかい素材感と粗野な雰囲気を併せ持つ「ヤク」が好きだと前述した。 「シェットランドウール」も昔から好きな素材の一つで、そのイギリス然とした佇まいに惹かれてしまう。 長年アパレルに携わってきたけれど、シェットラン… 続きを読む Brushed Yak/Shetland

目の詰まった、身体に沿わない、オーバーサイズで着てサマになるリブのセーター。 Ｏが入手した古着のセーターがまさにそれであった。 どうしたらこういうセーターが再現できるか、いやもっと上質な素材感で表現したいね、と2人で試行… 続きを読む Lambs Cashmere Rib Sweater

チクチク、ガサガサすると敬遠されやすいシェットランドウールだけれど、毛玉になりにくく丈夫で防風、防寒性も高いと、まさにワークウェアの性質を兼ね備えている。 アランセーター、ガーンジーセーターは本物が手に入るし、わざわざわ… 続きを読む Hard twisted Shetland wool

Slopeslowをスタートするにあたって最初に試作を始めたのが手編みのセーターだ。 手編みならではの良さを最大限に生かすため、何種類もの素材を試作しては編地を編んで、縮絨（洗いをかけて素材の風合いを最大限に生かす工程）… 続きを読む Hand Knitting Sweater by Slopeslow

ニット製品に長く携わっていると、街で、お店で、見かけたセーターをつい分析してしまう。 どんな素材で、どんな手法で作られているのか。 ニット製造においても日進月歩でテクノロジーが進化している現代、かつては手編みでしか表現で… 続きを読む Hand Knitting