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[024]
Hard twisted Shetland wool

ファーストシーズンから継続しているこのシリーズはわたしたちのコンセプトでもある「Utility Knitwear」を体現している。
ニットウェアのデメリットである型崩れや毛玉、ケアのしにくさを全て解消した、ワークウェアのように気負わず日常的に着用でき、長く愛用できるタフなニットウェア。
カリカリに強く撚りをかけたシェットランドウールは、強度もあり、キックバック性が良くなる。それを総針と呼ばれるゴム組織で編んでいるので、よりキックバック性が加わる。
キックバックが良いと型崩れしにくく、洗濯後も形が戻りやすい。
織物でも編み物でも、同じ糸、組織、ゲージでも度目が緩いのと詰まっているのでは全く仕上がりも機能も違うものになるが、これも機能的に丁度良い度目になるまで何回も試作や着用テストを行って開発したものだ。毛玉になりにくいのは糸の性質もあるけれど、この度目加減によるところも大きい。
ミリタリーセーターをイメージしたカリカリとした風合いは好みが分かれると思うが、本物の耐え難い着にくさを考えると格段に着心地が良い。
長く継承され続けるワークウェアのように、開発や改良のプロセスを重ね、より良いプロダクトになるように継続していきたい大切なシリーズだ。
US空軍のインナーブルゾンをモチーフに、カウチンのような丸襟にアレンジした「C-2」。
ニットブルゾンといえばドライバーズニットが主流で、意外とデザインバリエーションを見かけない。ニットブルゾンというのは本当に便利なアイテムで、ワークウェアとの相性もとても良い。
皺にもならずストレスのない着心地が日常着はもちろん、旅行などアクティブなシーンにも重宝する。
このC-2、ファーストシーズンではマイナーアイテムだったものの、前回グッと人気が伸び、ニットブルゾン推しのわたしたちとしてはこの良さに気付いてくれたのかな、とほくそ笑んだ。
今回ダブルジップ仕様に改良を加え、より着やすさを追求。お腹が出ている人でも安心だ。
US海軍の通称GOBセーターをモチーフにしたモックネックセーターと、クロスVネックのセーターも定番として継続している。
2モデルとも比較的ゆとりのあるシルエットなので、よりインナーに着やすい片畦のクルーネックベストを編み組織違いの新型として用意した。
毛玉になりにくいこの素材はジャケットやアウターのインナーとしても重宝するはずだ。
カラーは継続のブラックやブラウンに加え、新色でネイビー、カーキ。新色は深い色目をだすために糸の仕立てを工夫してつくったオリジナルカラーだ。
そうなるとGOBセーターとクロスVはボーダーもあるので7色のバリエーションから選べることになる。
図らずも「多様性」に対応している、のかもしれない。